JR白石駅改札口構内の電光掲示板が真っ暗になっている。
2月6日(日)午前中から札幌では8年ぶりの災害的大雪!?でJR、路線バスすべてが運休になってしまった。
JR白石駅の清掃担当だった私と職業指導員のIさんは極寒で人もまばらな中、清掃を行なっていた。
2階床の掃き掃除をしながら改札口構内から随時アナウンスが聞こえ、復旧の見込みはないらしいことを感じ取った。
「まずいなー」、作業をしながら心の中で思わずつぶやいてしまった。
どんどん人が去っていく駅の中。そんな中でも行き場を失って駅に残る人たち。
その時の私たちはまだこれほどまでに大変な状況になるなんて考えてはいなかった。
一通り作業を終え、帰宅時間になりましたが、交通手段が地下鉄しかない。
とりあえず、Iさんと二人で地下鉄白石駅まで歩くことにした。
JRの路線同様、歩道も除雪が追い付かない状態で転びそうになりながら地下鉄駅を目指して突き進んだ。
45分ほど歩き、ようやく地下鉄白石駅にたどり着き、それぞれの帰途を目指すために分かれた。
私は最寄り駅まで地下鉄で移動し、バスがまったく動いてないことを確認した。
バスターミナルには長蛇の列が出来ていましたが、バス会社の運行情報アプリをスマホに入れていたので運休だとすぐにわかり、列に並んでいる人たちにその旨を伝え、その場を離れた。
タクシー乗り場も長蛇の列ですぐに諦め徒歩に切り替えた。
外に出てみると道路は30~50cmくらいの雪が深く積もっていて、だんだん、身の危険すら感じ始めた。
5分ほど歩いてみると、道路には雪で動けなくなったトレーラーが横に流れていて車道を止めていたりした。
私の自宅の方面は札幌市の中でも豪雪地帯なので、きっと父の介護をしている母が途方に暮れているんだとすぐにわかりました。
「はやく帰宅しないと」。焦りで鼓動が速くなっていく。
足がズボッズボッって雪にはまりながら必死に自宅を目指し歩き続けた。車はほとんど走っていない。
50分ほどかかり、ようやく自宅にこぎ着け事態の大変さを文字通り体感した。
帰宅するなり、まずは玄関先、自宅前の車道の除雪を行なった。
清掃作業後、徒歩での帰宅後だったので、体力がかなり消耗していたけど、まずは除雪しないと。
近所のおじさんたちにも助けていただき(感謝!)、ようやく家に入ることが出来た。
それからしばらくテレビで現在の状況を確認し、明日の通勤のことを想像した(結果、交通手段がなくて欠勤しました)。
2月14日(月)ようやくJR、路線バスともに正常化しました。
今回の大雪で学んだのは、まずは「安全第一」だということ。あと、「適切な状況判断」。
これは普段の仕事でも意識すれば十分に身に付くし、いざという時になにかと役立ちます。
私のラダーサポートでの活動はまだまだ続きます。このコラムも続きます笑
それでは、またです(^_-)-☆